仙台を中心に活動しているマンドリンオーケストラの45周年記念演奏会をお聴きして来ました。
合奏団の名は
、「チルコロ・マンドリニスティコ・フローラ」。
マンドリンを弾く花の精の集いと言う意味だそうです。
高橋五郎先生が主宰する合奏団には社会人を中心に学生、主婦の方々が集い、マンドリン発祥の地イタリアの
オリジナル曲を中心にして、他の楽器では表現できないマンドリン独自の音楽を多くの方々に聴いていただこうと幅広い活動をしていらっしゃいます。
このブログにもコメントを寄せて下さるまんどりっこさんも出演されると言うことで楽しみに伺ってきました。
会場は仙台市青年文化センターのコンサートホールで、ほぼ満席での状態でした。
チルコロ・マンドリニスティコ・フローラの人気の程が伺えます。
開演の曲はG。ボルツォーニのミヌエット。
マンドリン・マンドラテノール・マンドロンチェロ・ギター・マンドローネ・コントラバスの響きがホールに広がり、心地よさに酔うとはこのことでしょう。
ゲストに大阪で活躍している「アンサンブル・フィオーレ・ディ・オオサカ」の皆さんの演奏が続き、
総勢59名の合同演奏では迫力あるオーケストラの響きと繊細なトレモロを堪能できました。
そしてもう一人のゲストに、イタリアからアンドレア・チェーザレ・コロネッラさんが登場。
故パヴァロッティが私の弟子と呼んでいたナポリ出身のテノール歌手で、
ステージに現れると日本語で「さー気分はナポリに行きましょう」と言って
”太陽の国”や”オ・ソーレ・ミオ”などのカンツォーネを聞かせてくれました。
なかでも”カタリ”は圧巻でした。
マントヴァーニ楽団の演奏が大好きなのですが、今回マンドリンオーケストラをバックにして歌う
”カタリ”を聞いてカンツォーネの魅力を再認識しました。
ステージインタビューで司会者がアンドレアさんに、「そのお腹には何が入っているのでしょう?」
と質問すると、「音が沢山入っています」と言う答えで会場を笑わせてくれました。
テノール歌手としての実力だけでなく、客席に突然現れて歌ったり、高橋先生がタクトを構えたのに
一言客席に語りかけたり、茶目っ気もある方のようで、音楽を楽しませてくださいました。
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- 2010/10/11(月) 08:59:51|
- コカリナ
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