コカリナ工房日記

「コカリナ工房森の精」の日記です。ホームページでお伝えできない日々の出来事などを綴ります。 コカリナは登録商標です。このブログは日本コカリナ協会の許可を得て運営しています。

貴重な梁材

東日本大震災から1年8ヶ月になります。
その時の地震で友人の家の蔵が壊れました。
古くから続く農家で、本宅は江戸時代に建てられたものを大事にリフォームして住んでいらっしゃいます。
残念ながら壊れた蔵は再建が難しく、取り壊されたそうです。
その時にでた梁を私の為に保管しておいて下さいました。
「コカリナに使える?」と連絡をいただき、早速飛んでいきました。
木口が24cm×19cmもあって立派な欅材でした。
機械のない江戸時代にこれだけの材料を加工して組み立てた大工さんの苦労が偲ばれます。
大きすぎて私の軽では積めなくて、あとでトラックで運んで下さいました。
伊藤さん有難うございました。

keyakihari.jpg

制作に入ろうとしましたがバンドソーの機械に入りません。
チェーンソーでは貴重な材料がもったいないので、電気のこぎりで製材しそれからバンドソーへ。
電気のこぎりでも切るのにふーふー言いながらでした。

edokeyaki2.jpg

棟札を見せていただきましたが、文久年間の文字が達筆で書いてありました。
梁に出ている年輪だけでも70年以上で、おそらく200年は経過しているものと思われます。
しかも100年以上の乾燥期間を経ていますので直ぐに加工できます。
コカリナが完成しましたら真っ先にお礼にお届けしようと思います。

どのような音色が飛び出すか本当に楽しみです。
  1. 2012/11/22(木) 13:45:44|
  2. コカリナ
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宮城いきいき学園登米栗原校にて(2012)

昨日は宮城いきいき学園にて講師を務めてきました。
今年で6年目になりますが、毎年2年生の方々を対象に「コカリナについて」のテーマで
お話と演奏をさせていただいてます。

ikiiki11141.jpg

生徒さんは同年代から上の人生の先輩ばかりです。
今回は36名の生徒さんでしたが、コカリナの名前をご存知の方が三分の一程いらしゃいました。

最初に私の宝物のコカリナで「ふるさと」をお聞き頂きました。
樹種は山形県白鷹町の樹齢1200年の薬師桜、その雪で折れた枝を地元のコカリナ愛好家のSさんが
桜守りの方からコカリナ用に分けて頂いたものです。吹いていると心地良い香りがしてくる不思議な木です。
その音色に魅かれたのか休憩の時に「涙が出そうに感激しました」とおっしゃって
来られた方がいらっしゃいました。その言葉に私の方が感激させられました。

コカリナの歴史や現在の活動状況をお話しながら、サイズの違うバリトンやCバスもご紹介しました。
一番関心を持ってお聞き下さったのは、どのような木から製作を行っているかでした。
地下鉄工事で伐採された仙台市青葉通りの欅、先程の雪で折れた櫻の枝、古い家屋の解体時に出る
家族の思い出が詰まった床柱を送ってきて制作を依頼された話、台風で折れた村田町白鳥神社のご神木の銀杏、
気仙沼浦島小学校の校庭の台風で倒れた桜、などこれまでに依頼主の思い入れの詰まった木からコカリナが生まれた話をさせていただきました。
そして陸前高田の千本松原の流出した松で製作した音色をお聞き頂きました。
みなさんが思いを馳せて聞いてくださいました。

そして、実際にコカリナを全員の方にお渡しして体験をしていただきました。
音符が読めなくても大丈夫ですよの言葉にホッとされたようで、指使い記号つきの楽譜で挑戦です。に
思うような音が出なくて笑いが耐えませんでしたが、何とか「たこたこ揚がれ」が全員で吹けました。
その勢いで「浜千鳥」にも挑戦していただきました。
「指が動かなくて」と言う声が多く気かれましたがこれも何とか曲が分かる状態までは(?)行けました。

コカリナに限らずリコーダーでもハーモニカでも吹奏楽器の効用をお伝えして、何か始めるようにお奨めしました。

CIMG2214.jpg
     演壇のコカリナを興味深くご覧になる生徒さんの様子です。

担当教授の鎌田先生も興味を持ってくださり、お求め下さいました。
来年は文化祭に間に合うように早めに枠を取れるようにしたいとのお話も頂きました。
生涯学習が一般化してきている状況下、コカリナがますます普及する事を願っています。

今回は会場からのリクエストもいただきながら、樹種ごとの音色比較なども行いました。

演奏した曲
ふるさと、さんさしぐれ、荒城の月、大きな古時計、見上げてごらん夜の星を、さよならの夏、
アメージンググレース、北の国から、愛燦々、星に願いを、虹のかなたに、スターダスト

  1. 2012/11/15(木) 09:56:16|
  2. コカリナ
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第4回みやぎコカリナフェスティバル

本日仙台市宮城野区文化センターにて標記催しが開催されました。

落成したばかりの座席数387、シューボックススタイルの素敵なホールでした。
リハーサルで音出しをして、コカリナとギターの音色がとても暖かな心地良さで響きました。
「良いホールだねー」が皆の口から飛び出しました。
普段シューボックススタイルのホールに慣れていないので、ステージの天井が高く自分の音と周りの音のバランスがわかりにくかったりしましたが、真直ぐ一列ではなく円弧を描くように立つとか左右余り離れないなどの工夫を
していって慣れれば素晴らしい会場になると思いました。客席での響きは申し分なく良かったです。

CIMG2187.jpg
写真は仙台コカリナ合奏団の皆さんです。

今回の参加はプログラム順に、じゅん&”青葉”11名、ハンガリーの風3名、仙台コカリナ合奏団7名
塩釜コカリナ合奏団10名、初参加の岩沼コカリナ隊8名、きっころの詩14名 でした。

我々ハンガリーの風は2番目に登場。
今回はホール近くにお住まいのお宅にもチラシで案内を行ったと聞きましたので、子供さんからご年配の方々までに馴染みのある曲も入れて選曲しました。
 生まれいずる朝・きつつきポルカ・星に願いを・さよならの夏・川の流れのように・高原列車は行く

CIMG1018.jpg
写真は石巻のきっころの詩阿部さんが写したものを頂きました。

全員での集合写真です。

CIMG2191.jpg

6団体の演奏が終わった後、全体合奏の為にソプラノ・アルト・バリトンに分かれて個別に練習を行いました。
曲は、復興支援曲「花は咲く」、津波で亡くなられたコカリナ仲間の渡辺杏一さん作曲の「イチジクの歌」、「夕焼け小焼け」の3曲です。
イチジクの歌は手書き楽譜をパソコンで綺麗に打ってほしいという渡辺さんからの依頼で、たまたま私が預かっていました。それを佐藤先生がコカリナと合唱曲に編曲されたものです。これからも歌いそして演奏されてゆくことでしょう。

普段は違う合奏団での活動ですので、こうした交流は意義深いものがあります。
私が入ったアルトパートは5人。大事なメロディー部分が入るので、アルトが欠けると花が咲かないよと言われて皆さん頑張りました。「まだ蕾かなー」とか「5分咲き位にはなったんでないの」などと冗談も混じって楽しいひと時でした。
そしてホールに戻り全体での合わせ。

CIMG2197.jpg

和気藹々と盛り上がったフェスティバルでした。
主幹を務めてくださった仙台コカリナ合奏団の皆さん、お世話になりました。
次回は石巻での開催が決まりました。
プログラム内容を今から考えてみたいと思っています。
  1. 2012/11/10(土) 23:26:31|
  2. コカリナ
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森の精

Author:森の精
★ 職業:コカリナ製作者
★ 趣味:カメラ・木彫り・水彩画

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